【レビュー】ウォークマンA40シリーズ「NW-A45HN」は高音質で圧倒的なコストパフォーマンス!

ソニーのポータブルオーディオプレイヤーであるウォークマンの「A40シリーズ」を使ってみました。使用感などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ウォークマンのラインナップ

ウォークマンにはハイエンドの「WMシリーズ」、ミドルクラスの「ZXシリーズ」、エントリークラスには「A」と「S」のシリーズがあり、AとSの大きな違いはAがハイレゾ対応、Sが非対応という点です。

NW-A45を購入

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今回はそのラインナップから最もコストパフォーマンスに優れると思われるAシリーズを検討しました。Aシリーズには内蔵メモリーによって16GB、32GB、64GBのモデルがあり、専用のノイズキャンセリングヘッドホン付属と本体のみのモデルがあります。

さらに少々ややこしいのですが、16GBはヘッドホン付属・本体のみの両モデル、32GBはヘッドホン付属モデルのみ、64GBは本体モデルのみというラインナップになっています。
整理すると、

  • NW-A47 64GB 本体のみ
  • NW-A46HN 32GB ヘッドホン付属
  • NW-A45HN 16GB ヘッドホン付属
  • NW-A45 16GB 本体のみ

以上4種類が発売されています。
(尚、ソニーでは一般に「イヤホンタイプ」と言われるものも「ヘッドホン」と呼んでいますので、ここでもヘッドホンで統一しました)

その中からNW-A45HNを購入しました。

NW-A45HNの特長

ハイレゾ音源も高音質に楽しめる

Aシリーズのコストパフォーマンスの良さは上位機の技術を踏襲していることにあります。ハイレゾ音源のクオリティを存分に引き出すソニー独自のフルデジタルアンプS-Master HXや圧縮音源やCD音源もハイレゾ相当にアップスケーリングできるDSEE HXは上級機で開発された技術をエントリークラスに落とし込んだもの。

これは上位から下位の機種まで幅広くラインナップができるソニーならではのものといえましょう。
さらにBluetooth接続においてはワイヤレスにてハイレゾ相当で再生ができるLDACにも対応し、その他ではUSB-DAC機能も搭載されました。それぞれの特長を見てみましょう。

高音質のベースとなるフルデジタルアンプ「S-Master HX」

S-Master HXはソニーが長年にわたり蓄積したD/A変換のノウハウから生まれた高音質技術です。音声信号をフルデジタルで処理することにより、原音を忠実に再生できます。さらに小型化しても音質への影響が少ない点も特徴です。

ノイズキャンセリング機能が本体に内蔵されるためスマートな外観

一般的なノイズキャンセリング機能つきのヘッドホンは信号処理のためのコントロールモジュールが必要となり、これがケーブルの途中にあるためにかなり邪魔になる印象がありました。

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ところがウォークマンのノイズキャンセリングはそのモジュールの機能が本体内に含まれているため普通のヘッドホンと同じように使えます(その代わりヘッドホンは専用のものになります)。

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さらにサイズも小型でどのポケットにもバッグの中にも納まりがいいです。(幅55.9mm、高さ97.5mm、奥行き10.9mm 重さは97グラム)

外音取り込み機能

ノイズキャンセリング機能の応用の一つに「外音取り込み機能」があります。
これは左右のヘッドホンに内蔵されたマイクロホンで、周囲の音や人の声などを取り込み、音楽にミックスする機能です。
散歩やジョギングなどの際にも周りの状況を確認することができ、相手とのコミュニケーションも取れます。この機能は設定によって効果を3段階に調整することができます。
(尚、ノイズキャンセリングと外音取り込みの機能は付属か別売りの専用ヘッドホンが必要になります)

MQA対応

本機は注目の新フォーマットである「MQA(Master Quality Authenticated)」に対応しています。これは従来よりもファイル容量を削減しながら高品位なハイレゾ再生を実現しており、ストレージの節約によってより多くの楽曲を持ち運べることになります。

DSEE HX

CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当の情報量を持つ高解像度音源にアップスケーリングする機能が「DSEE HX」。最大192Khz/24bitまで拡張が可能です。
これにより、手持ちの圧縮音源をより高音質で聴取することができます。

USB-DAC機能

PC内の音源を高音質に再生できる「USB-DAC機能」も搭載されています。
ご存知のようにPC内部はノイズ発生の温床といえるくらい高音質再生の阻害要因が多くありますが、それをPCのUSB出力からウォークマンのDAC(Digital-Analog Converter:デジタルデータをアンプ等に出力するためにアナログに変換する)機能を使うことにより、ノイズの影響を受けにくい再生ができます。

この機能を使えば、PC内の音源だけではなくネットワークを利用したNAS(Network Attached Storage:ネットワークに接続されたハードディスクなど)やSpotify、Apple Musicなどの音楽ストリーミングサービスも高音質で聴くことができるようになります。

ソニーならではの高音質化設計

機器の組み立てにおいて何千もの箇所で使われるのが「はんだ」。音の通り道である回路と部品の接続に使われ、音質に大きな影響を与えるものです。

このはんだに独自開発の「高純度無鉛高音質はんだ」を採用しています。純度99.99%以上の超高純度のすずに微量元素を最適の比率で配合し高音域から低音域までの音質バランスを整えています。

聴いてみました

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開封後しばらくは若干控えめな印象の音でしたが、エージングが進むにつれ芯のしっかりしたサウンドがその解像感の中に聴こえてきます。ハイレゾ音源はもちろん、CD音源やMP3などでもその傾向は同じです。さらにBluetoothのLDAC接続はワイヤレスとは思えない高音質で聴かせてくれます(試聴にはソニーのワイヤレススピーカーを使用)

ウォークマンでワイヤで高音質の再生ができるというのはとても重要なことです。もちろんこれはiPhoneやその他のスマートフォンでもできることですが、その場合はiPhoneやスマートフォンの電源の減りが促進されることは否めません。さらにiPhoneではBluetoothのコーデックが「AAC」でハイレゾに対応していません。LDAC接続ではその点の優位性があることになります。

さて、本機の売りの一つであるノイズキャンセリング機能の性能はどうでしょうか。
比較になると同機能を持つヘッドホンやイヤホンということになりますが、中でも圧倒的な知名度を誇るのがポーズ社の製品です。筆者も長い間同社のQuiet Comfort 20iを使っていましたが、飛行機の中で(音楽をかけずに)電源を入れるだけで「サッと」周りのノイズを消して「耳栓」効果を発揮するその性能は随分と便利に使ったものでした。

今回、飛行機に搭乗する機会はありませんでしたが、代わりに室内の暖房器具の騒音でテストを行ってみました。まず、イヤーピースを装着して周りの音を聞くと、ザア〜というガスヒーターの動作音が聞こえてきました。

その状態でウォークマンの電源をオンにします。すると「スゥ~と」動作音が低減されました。ただし「サッと」ノイズの消えるボーズに比べて本機の所謂「耳栓効果」はやや弱いかなという印象です。

しかしながら音楽を流してみるとノイズキャンセリングは確実に効いています。そして何より音の解像感と高音の輝きはライバル機を明らかに上回ります。音質面でのメリットは大きいといえるでしょう。

要望点など

以上、ウォークマンA40は高音質でかなりのハイコストパフォーマンス機であることがわかりましたが、一方で搭載して欲しい点などの要望点を述べておきましょう。

専用のOUTPUT端子が欲しい。

ウォークマンは一般的にはヘッドホンで聴くスタイルが標準なので、本機の出力はヘッドホン端子とUSB-DAC用の充電兼用端子しかありません。
この他にOUTPUTの専用端子があればさらなる本機の有効活用が望めます。
一つはアナログの小型スピーカーと小型アンプへの出力機などとする「据え置きオーディオでの活用」です。CDがメインの音源となっているのであれば本機の高音質化技術が活かせます。
もう一つは他社から発売されているポータブルアンプ(通称ポタアン)に接続して音質のグレードアップが期待できます。

オプション (専用ケース)

ウォークマンといえばスマートフォンなどと同じく普段から持ち歩くもので落下などによるキズつきのリスクがあります。
ということで専用ケースを試してみました。

現在専用ケースのラインナップとしては、
シリコンケース(CKM-NWA40)、クリアケース(CKH-NWA30)、ソフトケース(CKS-NWA40)が発売されています。
筆者はシリコンケースの粘り感とホコリが付きやすい点があまり好みではないのと、クリアケースには色付きのものがないのでソフトケースのブラックを使ってみました。

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少々厚くなります。
しかしその分全体を保護してくれるので、旅行など長時間持ち歩くときには重宝しそうです。

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まとめ

ウォークマンのA40シリーズは、ソニーならではの上級機の高音質化技術を共有することによって、そのコストパフォーマンスは他社機を圧倒しています。
小型で持ち運びやすく、何と言ってもその高音質は文句なしです。幅広くいろいろな音源に対応している点も素晴らしい。
もう一つはノイズキャンセリング機能が本体内蔵でありヘッドホンをスマートに使えること。
飛行機や電車の中などポータブル音楽プレイヤーを使いたくなる環境ではノイズキャンセリング機能が何よりありがたいものです。その点では小型で扱いやすいウォークマンの独壇場といえるでしょう。

音質と価格、使い勝手のよさ、価格も2万円台とエントリークラスのA40シリーズはウォークマンの入門には最適な機種だと思います。是非ともそのクオリティを気軽に体験してみてください。

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